片桐みかんの日記

感じた事や、伝えたい事をおもいつくまま書いてます。

少年の謙虚さに脱帽!

今日は仕事中、心にふと残る出来事がありました。
電動自転車で急いでいた私が出会った、ひとりの少年のお話です。

 

私は電動自転車を急ぎ足でこぎながら、訪問先に向かっていた。

前方には一人の少年が、自転車に乗っていた。
「もう少し早く走ってくれないかな…」と少し焦りながら走っていると、信号に差しかかった。

信号が青に変わり、少年が自転車をスタートさせようとしたそのとき——
横断歩道に車が入ってきた。
すると少年は、その車に向かって軽くお辞儀をしてから、ゆっくりと自転車を走らせた。

少し進んだところで、また少年の自転車が止まった。
「なんで?」と思いながら前を見ると、歩道の向こうから自転車がやってくるのが見えた。

その少年は、狭い歩道ですれ違うのが危ないと判断したのだろう。
通り過ぎるのを静かに待っていた。
そして、そのあと——
なんと私に向かって、笑顔で「お先にどうぞ」と道を譲ってくれた。

最初にその少年の姿を見てから、ほんの数分の出来事だったけれど、
私は心の中で、何度も「すごいな」と思っていた。

これは、きっとご両親の育て方が良いのか。
それとも、少年自身の思いやりの心なのか。

どちらにしても、私は久しぶりにとても清々しい気持ちになった。

今どき、なかなか見られない——
そんな少年の、静かな謙虚さに脱帽です。

 

日常の中に、こんなに心洗われる場面があるなんて。
またどこかで、彼のような人に出会えますように。