こんばんは。
今日はこころ自由に生きる習慣 良寛88の言葉
植西聰 講談社の本の中から紹介します。
迷いと悟りは寄り添って成り立つ
次のようなことがよくあるのではないでしょうか。
寝る前にアイデアがひらめき、「すばらしい。絶対に成功間違いない」と確信します。
しかし、翌朝になると、「こんなアイデアは平凡だ。成功しないのではないか」と気持ちが迷い出します。
このように確信がたやすく迷いに入れ替わるのは、じつは人間にとって自然なことではないかと思います。
良寛が冒頭の言葉で述べているのも、そういう意味です。
この場合の「悟り」とは、「確信」でしょう。その悟りと迷いが、「お互いに寄り添っている」というのは「革新に迷いが生じたり、自信を失ってしまったりするのはよくあること。心はいつも揺れ動いているのが普通である」ということを表していると思います。
良寛さんの言葉は温かく、心に染みていきます。
良寛さんは、物欲のない禅僧として、漢詩や和歌に長じた文化人として尊敬されていたそうです。
人間は迷いと悟りを繰り返して、成長していくのですね。
迷いは日々の暮らしにはつきもので、決めることが出来ず、それでも選ばないといけないときもありますよね。
迷いと確信は寄り添って成り立つのであれば、確信したつもりでも、迷いに変わってしまい、迷いを吹っ切れて、確信に変わることもあるのです。
人は死ぬまで迷い続けるなら、迷うことはごく自然なこととして考えた方が良いのだと思います。
明日着ていく服に迷ったり、出かけようか、家にいようか、迷ったらきりがないですね。それでも仕方ないのです。
良寛さんはどんなことに迷ったんでしょうね。
皆さんはどんな時に迷いますか?