片桐みかんの日記

感じた事や、伝えたい事をおもいつくまま書いてます。

あの頃 テニス部夏の合宿

 

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高校2年生の時、テニス部で夏の合宿をしました。

場所は通っている高校。

奄美大島の夏は日差しが強く、立っているのも辛いのに、テニスの練習が朝からみっちりあるのです。ただ、違うのは、今日は学校に泊まる事が出来るのです。

群大会の前だったか、県大会の前だった忘れましたが、とにかく大きな大会の前でした。私の通う高校は県立高校でしたが、宿泊する場所はなく、家庭科室を借りて泊まることになりました。

夕食は家庭科室で、カレーをみんなで作り、楽しく食べました。それから、夜はちゃんと勉強もしました。

夜9時過ぎには、家庭科室に戻り布団を敷いて休みましたが、当然の如く、修学旅行のように嬉しくて眠れません。すると、一人の女子が、夏の夜にふさわしい話を始めたのです。「怪談」話です。内容はよく覚えていませんが、夜中の2時になると、鏡に自分の本当の姿が映る、とかそんな感じの話だったと思います。怖い話が終わると、家庭科室のあった姿見を誰かが、すぐにタオルで覆いました。

先生が「静かにして寝ろ」と大きな声で叱るので、みんな静かに布団に入りましたが、眠れません。身体は疲れているのに、目だけは疲れを知らないようです。それでも、いつの間にか眠りにつきました。何時間か経った頃、名前を呼ばれ起こされました。友達がトイレについてきて欲しいと言うので、トイレまで一緒に行きました。

想像して下さい。夜の高校の校舎を。

長い廊下を進んで行くと、トイレがあります。電気をつけても何故か怖く、友達の名前を呼んで、いるのを確かめたりしました。

私がテニス部に入った頃は、ちょうど「エースを狙え」の漫画が連載中で、私と同じ学年部員は40名ほどいました。憧れて真似てみましたが、そんなにうまくいくはずもなく、それでもほとんどの部員は辞めずに高校3年生まで続けたんですよ。

みんなテニスが好きだったんです。

テニスは私の心の支えになったり、自分自身を強くしてくれた大切なスポーツ以上の存在です。辛い時もテニスのお陰で乗り越えてきました。

テニス部のみんなと一緒に泊まった夜の事は、一生忘れない思い出の一つになりました。